発電機1台の消費から始める

石炭発電機は1台75MWです。燃料に石炭を使うと、クロック100%の1台が石炭15個/分と水45m³/minを消費します。石炭発電の比率はすべてこの2つの数字から出ます。台数を決めれば、石炭は15の倍数、水は45の倍数で必要量が決まり、それ以上に考えることはありません。副産物も出ないので、原子力のように後段の受け入れ先を用意する必要もありません。

見落としやすいのは水のほうです。石炭のベルトは目に見えて詰まりますが、水は配管の合流や高低差で静かに不足し、発電機が部分負荷のまま回り続けます。台数を決めたら、まず水45m³/min×台数を確保できるかを確認してください。

8台600MWをひとつの単位にする

石炭発電機8台なら600MW、石炭120個/分、水360m³/minです。この組み合わせは搬送の側から見ても切りがよく、石炭120個/分はコンベア・ベルト Mk.2 の上限(120個/分)にちょうど一致します。水360m³/minはパイプラインMk.1(300m³/min)では足りず、Mk.2(600m³/min)なら1本で収まります。Mk.1しか使えない段階なら、給水を2系統に分けてください。

逆から読むこともできます。Mk.2ベルト1本で石炭を運びたいなら発電機は8台までが上限、Mk.3ベルト(270個/分)まで使えるなら18台1,350MWまで1本で足ります。搬送の等級を先に決めてから発電機の台数を決めると、後からベルトを引き直さずに済みます。

採掘と給水の設備を数える

石炭120個/分は、純度Normalのノードに置いた採鉱機 Mk.2 をクロック100%で回した1台ぶん(120個/分)と一致します。採鉱機 Mk.1 なら60個/分なので2台、Mk.3 なら240個/分なので0.5台ぶんです。ノードの純度は倍率で効き、Impureが0.5倍、Pureが2倍です。Pureのノードに Mk.2 を置けば1台で240個/分になり、発電機16台ぶんの石炭が1台でまかなえます。

水360m³/minには揚水ポンプが3台要ります(1台120m³/min)。ここで効いてくるのが設備側の消費電力で、揚水ポンプは1台20MW、採鉱機 Mk.2 は1台15MWです。8台構成なら給水と採掘だけで75MW、発電量600MWの12.5%を自分で使う計算になります。石炭発電は「発電量そのまま使える」わけではない、と最初に見積もっておくと後で足りなくなりません。

燃料を変えると比率が変わる

石炭発電機は圧縮石炭と石油コークスも燃やせます。水の消費は45m³/minのまま変わりませんが、燃料の消費レートは変わります。圧縮石炭は1台あたり約7.14個/分で、7台ぶんがちょうど50個/分です。圧縮石炭は組立機で石炭25個/分と硫黄25個/分から25個/分作れるので、50個/分には組立機2台と、石炭50個/分・硫黄50個/分が要ります。石炭の消費は直接燃やす場合の半分以下になりますが、代わりに硫黄のノードと組立機の電力(1台15MW)が増えます。

石油コークスは1台あたり25個/分で、精製機が廃重油40m³/minから120個/分作ります。石油の精製ラインで廃重油が余っているなら、捨てずに石炭発電機の燃料へ回せます。ただし石油コークスは1台あたりの消費が石炭より多いので、8台構成なら200個/分となり、Mk.2ベルト(120個/分)では運びきれません。燃料を変えるときはベルトの等級も見直してください。

ツールでの計算手順

ツールで石炭発電を計画するときは、設定で石炭発電機をオンにし、使う燃料(石炭・圧縮石炭・石油コークス)を選んでから目標発電量MWを入れます。圧縮石炭や石油コークスを選ぶと、その製造工程まで含めて材料収支が解かれるので、硫黄や原油の必要量も同じ結果に出ます。使う予定のない燃料はオフにしておくと、結果が読みやすくなります。

圧縮石炭を選んだときに、硫黄を採掘せず変換機で鉄鉱石から作る解が出ることがあります。既定の目的関数は原料をマップ上の採取上限で重み付けしていて、硫黄の上限10,800個/分は鉄鉱石の92,100個/分よりかなり少ないためです。硫黄のノードを確保しているなら、目的関数を「電力を最小化」か「建物数を最小化」に変えると直接採掘する解に戻ります。

「工場の消費電力ぶんを賄う」を有効にすると、製造建物の電力も自給条件に入ります。ただしこの制約に採掘設備の電力は含まれません。上で数えた揚水ポンプ3台と採鉱機のぶんは、結果画面の採掘電力を見て自分で足してください。発電機のオーバークロックには対応していないので、端数の台数は部分負荷として表示されます。

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ツールで試す

記事の条件を読み込んだ状態で計画ツールを開きます。目標レートや許可するレシピは、開いた後で変更できます。

圧縮石炭50個/分(石炭発電機7台ぶん)の計画を開く