先に受取側で数値を測る
この計画では、列車の公称容量を決め打ちしません。対象の品目について、受取側で実際に受け取った数量 Q と、連続する受取時刻の間隔 T を記録します。搬入品が混在する場合は、対象品目だけを数えます。T は理想的な時刻表上の間隔ではなく、観察した到着間隔を使ってください。遅れがある路線では、平均間隔だけでなく長い間隔も別に記録します。
Plannerの生産計画で、受取後の工場が必要とする品目レートを D 個/分として確認します。PlannerのデータはSatisfactory 1.1.x を基にしています。これは生産レートの計画値であり、列車の到着や荷下ろしをシミュレーションした結果ではありません。
平均搬入量が需要を満たすか確かめる
受取間隔を分に直し、平均搬入レートを計算します。
平均搬入レート = Q ÷ T
長期的に在庫を保つための最低条件は次のとおりです。
Q ÷ T ≥ D
例として、実測した受取量が720個、受取間隔が4分、Plannerで見積もった需要が150個/分なら、平均搬入は180個/分です。平均では需要を30個/分上回ります。この720個と4分は説明用の仮の実測値で、列車や貨車の固定容量・運行仕様を示す値ではありません。
反対に、600個を4分ごとに受け取って150個/分を使う場合、平均搬入は需要と同じです。余裕はありません。需要が180個/分なら、4分ごとに受け取るたびに、前の周期より120個ずつ在庫が減ります。バッファを増やしても、継続する平均不足は解消しません。まず搬入量を増やすか、消費レートを下げる計画に直します。
この平均条件だけで工場の連続稼働は保証されません。実際の到着間隔がばらつく場合、長い空白時間に備える在庫も必要です。
到着間隔を越える在庫を見積もる
到着と到着の間に消費する数量は、次の式で見積もれます。
到着間隔中の消費量 = D × T
需要が150個/分で、受取間隔が4分なら、間隔中に600個を消費します。到着直後の受取側在庫が600個あれば、遅れのない4分間の消費をまかなう計算です。実際に必要なバッファは、観察した長い到着間隔や停止時間の変動を踏まえて、これに余裕分を加えて決めます。余裕分を何分にするかは路線の実測値に基づいてください。この式は到着間隔の想定を置いた在庫計算で、ゲーム内の列車挙動や遅延を予測するものではありません。
計画後も実在庫を見直す
1. 対象品目の実際の搬入量と到着間隔を受取側で記録します。 2. Plannerの生産計画から需要レート D を得て、平均搬入量と比較します。 3. 長い到着間隔 T に対して D × T を計算し、受取側の在庫が消費を支えられるか確認します。 4. 数回の到着周期にわたり在庫が増えるか、横ばいか、減るかを観察します。減り続けるなら、バッファだけでなく供給と需要の差を見直します。
Plannerはアイテムの毎分レートや生産収支を計算しますが、列車の実測搬入量、路線の遅れ、駅での荷下ろし、受取側バッファの枯渇時刻は計算しません。現行版の車両・駅仕様については、この稿では断定していません。
既存テーマとの違い
準備済みのTrain Signals記事は線路の信号、共有線路、デッドロックを扱います。009「貨物プラットフォームの積み下ろし診断」は車両とプラットフォームの対応や荷下ろしの症状を調べます。本稿の対象は、受取側で測った搬入レートと工場需要の比較、および在庫の余裕を見積もる計算です。
計算根拠とPlannerの範囲
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ツールで試す
記事の条件を読み込んだ状態で計画ツールを開きます。目標レートや許可するレシピは、開いた後で変更できます。
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